施行医師は、数千例以上の経験がある、消化器内科医師と内視鏡専門医の消化器外科
医師が務めます。お鼻から(経鼻)とお口から(経口)の検査が選択でき、検査が苦手な方には鎮静剤を使用し眠った状態で検査を行います。
上部内視鏡(胃カメラ)
毎週土曜日午後に検査をおこなっています。
初診の方でも、空きがあれば、当日検査が可能です。お電話 045-988-2201 へご連絡ください。
ご予約は、お電話(℡ 045-988-2201)で「胃カメラ予約」とお申し出ください。
検査当日に初診の方は、ホームページ(「長津田ファミリークリニック」で検索)より、問診票、説明と同意書をダウンロードしご記入の上ご来院ください。
内視鏡検査について
内視鏡検査はのどの麻酔や消化管の運動を抑える処置をした後に、ファイバースコープや先端にCCD(固体撮影素子)を搭載した電子スコープを口から挿入し、食道や胃の内部を直接観察します。粘膜の様子、色、形態の変化から胃がんのほか炎症や潰瘍、逆流性食道炎などを見つけることができます。
胃がん
胃がんは、初期にはほとんど自覚症状がありません。がんがある程度進行すると食欲不振、胃もたれ、吐き気などの症状があらわれるけど、他の胃腸の病気と区別がつかないことが多いです。
胃内視鏡検査は早期胃がんの発見に大きく貢献しています。内視鏡での胃集団検診により発見されるがんの中で約60%は早期がんという成績も報告されています。
ピロリ菌
ピロリ菌は、40歳代で30%.60歳以上で70%の人が感染しているといわれています。ピロリ菌に長期間感染し続けると、慢性胃炎、胃潰瘍、胃がんを引き起こします。ピロリ菌は胃酸の分泌が未成熟な幼少期に口から体内に入り、胃の粘膜に住みつくと考えられていますが除菌が成功すると、再感染の恐れは低いとされています。
2013年4月より、胃潰瘍がないと保険診療ができなかったピロリ菌による慢性胃炎の除菌療法(内服1週間)が4月から認められます。慢性胃炎の段階で治療することで胃がんの発症者数を大幅に減らせる可能性があります。内視鏡による胃炎の確認とピロリ菌の検査で、除菌を開始出来ます。
当院導入機種 EVIS LUCERA SPECTRUM (NBI)
内視鏡検査は、がんをはじめとする胃腸の病気の早期発見につながる、検査方法のひとつです。もちろん、触診、X線検査などの画像検査、血液検査などその他の検査も必要に応じて行いますが、「体の中を直接観察できる」検査は内視鏡にしかできず、それだけ、信頼性の高い検査方法です。病気の位置や大きさだけでなく、病巣の拡がりや表面の形状(隆起(りゅうき)や陥凹(かんおう))、色調などから、病巣の数やある程度の深達度(しんたつど)が判断できます。
当院ではオリンパス社製のEVIS LUCERA SPECTRUM (NBI)システムを導入しており、早期がん発見に役立つ、NBI(狭帯域光観察法)を備えています.ファイバーは、経口タイプは、7.9mm、経鼻タイプは、5.4mmと現行機種の中では、もっとも細い部類のファイバーを採用しています。
もう1つの内視鏡検査の大きなメリットは、直接細胞を採り(生検)、病理検査ができるため、病気の判定に役立っています。
当院導入のビデオスコープ
PQ-260 経口
XP-260NS 経鼻
内視鏡は細くしなやかなチューブでできていて、患者さんにできるだけ負担をかけないようにデザインされています。特にチューブの細さは一般的に使われ始めた頃は10ミリくらいありましたが、最新型の胃用の細径ビデオスコープの挿入部は5.4ミリ程度と細くなっています。
(オリンパス社ホームページ参照)